今回のテーマ
子どもの姿勢と筋肉(抗重力筋)の関係性について理解しよう
姿勢が悪い=腹筋が弱い と、思っていませんか?
「姿勢が悪いから腹筋を鍛えよう」
これ、間違いではないのですが
姿勢をまっすぐ保つには、「2つの抗重力筋」が重要です。
抗重力筋とは??
重力に逆らって体を支える筋肉群のことで、日常の姿勢を保つために重要な役割を果たします
この重力に体が負けてしまうと、猫背などの姿勢不良が見受けられることもあります。
2種類の抗重力筋とは?
①抗重力屈曲活動
②抗重力伸展活動
「姿勢」を調整したい場合は、この2つがポイントとなります!
抗重力屈曲活動とは?
腹筋を使って体を引き寄せる、肩や膝を体に引き寄せるなど
~主要な筋肉~
腹直筋、腸腰筋、大腿直筋
主に体を丸める役割の筋肉
屈曲おすすめ運動
➀お尻歩き
床に座り、脚を伸ばしてお尻で前進
②ダルマさん
座って膝を抱え体を丸めてユラユラ揺れます
③座ってボール運び
お尻をつけたままボールを手足で回して渡す遊び。体幹と腹筋を楽しく鍛えます。
抗重力伸展活動とは??
背中を反らせて胸を張る、足を伸ばして立つ動きなど
~主要な筋肉~
脊柱起立筋、広背筋、大臀筋
主に体を反る役割の筋肉
伸展おすすめ運動
➀飛行機ポーズ
うつ伏せで手足を浮かせて「飛行機」のポーズ
②ブリッジ
仰向けで膝を曲げた状態で体を持ち上げ、お尻と背筋で体を支える
③後方ボール運び
体を後ろに反ってボールを、後ろの人に渡していく遊び
─まとめ─
「姿勢の安定性」は屈曲と伸展活動のバランスが必要不可欠で、偏りなく
遊びや運動に取り組むことで姿勢を支える
筋肉をバランスよく鍛えましょう!